リスクの買いセンチメントが一時後退
先週来、リスク選好{リスクを買う動き}によるドル売り・円売りのセンチメントが変わってきた。代わって、ドル円の90円前半からミドルには、本邦輸出筋のドル売り円買いが控えており、さらに短期投機筋からのドル売りも控えていた。この動きは、クロス円での円買いを招き、欧州通貨の下落に繋がった。折から、格付会社フィッチ・レーティングスが、英国財政の信用力に疑問を呈し、さらにポルトガルについても、格下げの可能性を示唆したことから、ユーロが売られる展開となってきた。
今朝は、ユーロが1.36を回復、ドル円も90円直前まで戻っている。リスク選好の調整の動きが、昨日で一旦終了したように思っている。
注目
本日の経済指標は、日本の機械受注(8時50分)やドイツの CPI (16時)、英国の鉱工業生産(18時30分)等に注目がゆく。日本については、日銀による追加の金融緩和策が待たれている。一方、ユーロ圏27ヶ国の財務相は、来週16日に出口戦略についての協議が行われ、我が国との格差を感じている。昨日の調整で、円売り意欲が市場に出てきたか、日銀のスタンスから円キャリーがさらに本格化してくるのか、注目している。

ドル円日足
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