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2011/3/11 金曜日

モーニングレポート〜昨夜の海外市場から〜

10日海外為替市場の動き 〜かんたんサマリー〜 欧州通貨は軟調。ムーディーズによるスペインの格下げや、イングランド銀行(BOE)が政策金利および資産購入枠ともに据え置いたこと、5月前の利上げ期待が後退したことから、ユーロ、ポンドは売り優勢の展開となった。また、NYダウ平均が200ドル超の大幅安となったことでリスク回避的な動きが強まったことも、ドル買い・ユーロ売りを後押しした。 〜流れをくわしく〜 ロンドンタイム午前、ユーロは売り一巡も戻りは鈍い展開。格付け会社ムーディーズによるスペイン格下げを受けて売りが強まっていたユーロだが、ロンドン勢の本格参入後は戻りを試す展開に。ドルインデックスが上昇一服で押し戻されたことも後押しとなったもようだが、欧州株が軒並み軟調になっていることも上値を重くし、戻り幅自体は限定的なものにとどまった。ユーロドルは、スペイン格下げ発表後に1.3804ドルまで下落した後は下げ渋る展開に。その後はドルインデックスが伸び悩み押し戻されたこともあり戻りを試したものの、欧州ソブリン問題の不透明感がぬぐえないなかで戻り余地も限定的で、1.38ドル半ばまでにとどまった。ユーロ円についても114.33円まで下落後は買い戻しが入ったが114.80円近辺までとなった。そのほか、ポンドも売り一巡後は戻す展開に。英金融政策委員会(MPC)による政策金利発表などを控えて動きにくさはあったが、英1月鉱工業生産および同製造業生産の結果がともに予想を上回ったことが後押しとなり買い戻される展開に。ポンドドルは1.6123ドルまで下落後は1.6190ドル近辺へ、ポンド円は133.46円まで売られた後は134.20円台まで上昇し本日高値134.26円に迫った。ドル円についてはドルインデックスが押し戻されたことから、上値の重さも見受けられたが、クロス円が買い戻されるなかで底堅く推移し82.97円まで上昇、狭いレンジのなかで本日高値を更新する動きとなった。ロンドンフィックスにかけては、資源国通貨が軟調に。中国の貿易収支の下ぶれが懸念されるなか、米国・カナダの貿易収支も予想を下回ったことが加わり、世界経済の持ち直しへの期待が後退したようだ。ダウ平均が一時200ドル以上の大幅下落となったほか、金・原油先物価格が下落幅を拡大したことを受けて、資源国通貨は徐々に上値が重くなった。豪ドル/ドルは2月23日以来のパリティ割れとなる0.9992ドルまで下押しした。豪ドル円も82.97円まで下げた。また加ドルも軟調な動きとなり、ドル/加ドルは0.9767ドル、加ドル円は84.98円までそれぞれ加ドル売りが進んだ。 ユーロドルも上値の重い展開に。米格付け機関ムーディーズによるスペインの格下げの影響が続いたほか、独紙が「メルケル首相がEU共同債の発行について否定的な立場である」と報じたことも重しとなり、1.3792ドルまで下落した。そのほか、ポンドドルも軟調に。BOEが政策金利および資産購入枠ともに据え置いたことで、利上げ期待がいったん後退したことから売りが優勢となった。ポンドドルは1.6039ドル、ポンド円は133.06円までそれぞれ下げた。こうしたドル買い・他通貨売りの影響から、ドル円は上昇幅を拡大。83.00円の実需の売りのほか、83.10円に観測された米系短期のストップ買いをこなして一時83.17円まで上昇幅を広げた。ただ、クロス円が株安で上値が重くなったことから、上昇幅は限られた。 ダウ平均株価:11984.61(前日比:-228.48)

2011/3/10 木曜日

モーニングレポート〜昨夜の海外市場から〜

9日海外為替市場の動き

〜かんたんサマリー〜

ドルは売り優勢。NYタイム午前では、リビアでの戦闘激化の報道や、上値の重さが意識されたダウ平均の動きを受けて、リスク回避的な流れとなり、ドル買いが進んだ。ただ、午後を過ぎてからは米10年債の好調な入札結果を受けて同利回りが3.447%まで低下し、ドルはつれて売り優勢に転じた。 〜流れをくわしく〜 ロンドンタイム午前はユーロは売りが先行する一方でポンドは上昇した。イタリアの10年債利回りが2008年11月以来の高水準となったほか、ポルトガル10年債利回りもユーロ導入以来の水準まで上昇するなど、欧州の重債務国の利回り上昇を受け、為替市場ではリスク回避的な動きが強まり、ユーロは売りが優勢となった。ユーロドルは1.39ドルの大台を回復したものの、その後は売りに転じ、1.3855ドルまで反落。ユーロ円についても115.19円まで上昇した後は114.75円まで急反落した。ユーロポンドも下げ幅を広げ、0.8565ポンドまでユーロ売り・ポンド買いが進んだ。その後、ユーロドルは1.3919ドルまで上昇し本日高値を更新。そのほか、対円・対ポンドについても持ち直す動きとなった。 また、ポンドは上昇。前述したとおり対ユーロでポンド買い先行したことが支えとなったほか、英1月貿易収支が予想比・前月比ともに大幅に赤字額を縮小させたことが意識され一段高の展開に。ポンドドルは1.6205ドル、ポンド円は134.26円まで上昇し、ともに本日高値を更新した。そのほかのクロス円については小幅な値動きに。資源国通貨では加ドル円は85円前半、NZドル円は61円前半で推移。また、豪ドル円については83.69円まで上昇し本日高値を更新したものの、東京タイムから30p程度と狭いレンジだっただけに小動きの域を脱するような展開とはならなかった。ロンドンフィックスにかけては、ユーロが持ち直す展開に。NY原油先物価格が105.92ドルまで上昇したことで、景気回復のスピードが鈍化するとの懸念からダウ先物が反落。リスクを敬遠する動きから、ユーロドルは1.39ドル割れ、ユーロ円は115円割れまで下押しした。しかし、原油先物の上昇が一服し、株価も大きく下落幅を広げるような動きにならなかったことから、リスク回避の動きも緩和。ユーロドルは1.3930ドル付近、ユーロ円は115円前半まで水準を戻した。 他通貨も同様な動きとなり、ポンドドルは1.61ドル半ばまで下押しした後、1.62ドル前半へ、ポンド円は133円半ばへ下げた後に134円前後まで水準を戻す格好となった。一方で、ドル円は上値の重い動きに。前半はクロス円の下落につれた円買いの動きにつれたほか、後半は他通貨でのドル安の動きから、終始、上値の重い展開となり、82.62円まで本日安値を更新した。ただ、クロス円の下落が限られたことから、下押しの動きも限定的となった。 ダウ平均株価:12213.09(前日比:-1.29)

2011/3/8 火曜日

モーニングレポート〜昨夜の海外市場から〜

7日海外為替市場の動き

〜かんたんサマリー〜

欧州通貨は軟調。ユーロは、ムーディーズがギリシャの信用格付けを3段階引き下げたほか、NYダウ平均が100ドル超の大幅安となるなど、リスク回避的な動きから売り優勢の展開となった。また、ポンドも、タカ派で知られるセンタンス委員の後任にゴールドマン・サックスのブロードベント氏が指名されたことや、3月9−10日に行われる金融政策委員会をひかえて、英中央銀行による金利据え置きの見通しが強まったことを背景に、対ドルで2月28日以来の1.62ドル割れとなった。 〜流れをくわしく〜 ロンドンタイム午前はドル売りが優勢。英欧などの主要経済指標の発表は特段予定されておらず材料に乏しい展開となったが、フロー主導での展開となった。 ドルストレートはドル売り・他通貨買いが優勢。ユーロドルは格付け会社ムーディーズがギリシャの格付けを「Ba1」から「B1」に引き下げ、見通しを「ネガティブ」としたことに反応するかたちで売りが先行し、一時1.3956ドルまで下げ幅を広げた。しかし、前述したとおり中東勢の買いが同水準から見られたことを受けて急反発。1.4ドルの大台を回復すると、1.4010ドル水準に控えていたストップロスの買いを巻き込みながら、1.4036ドルまで上昇した。 クロス円はドルストレートの動きが波及するかたちとなり上昇。ユーロ円は115.26円まで上昇したほか、ポンド円も134.08円まで買われた。また、上昇が落ち着いた後も高値圏での推移を続けた。ドル円についてはドル売りが優勢となるなかで82円の大台を割り込み、81.95円まで下落。もっとも、クロス円の上昇を支えに底堅さを示し下値も限定的だった。 ロンドンフィックスにかけてはドル買い優勢。特段目立った材料が見当たらないなか、ロンドンタイム入りにかけて進んだドル売りの流れが巻き戻された。ユーロドルは、1.40ドル半ばにかけ断続的に続いていた売りに上値が抑えられたほか、「ムーディーズによるギリシャ格付け引き下げ」もあり、短期的な上値を確認。その後は、オプションが設定されている1.40ドル付近まで押し戻された。また、ポンドドルも反落。1.6342ドルまで上昇幅を広げたが、その後は売りが優勢となり、ロンドンタイム午前での上昇幅を全て失うと、一時1.6214ドルまで下げた。 また、クロス円も欧州通貨を中心として上値の重い動きに。ポンド円が132.97円まで下落したほか、ユーロ円が114.80円付近、CHF円が88.61円までそれぞれ下げた。一方で、ドル円は小動き。手掛かり不足のなか、他通貨に対してドルが強含んだことと、クロス円が軟調となったことに挟まれて、明確な方向性はみられず。82円前半での狭いレンジでの推移となった。 ダウ平均株価:12090.03(前日比:-79.85)

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