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2012/5/16 水曜日

5/16 本日の戦略−資源国、新興国通貨は売られ過ぎの水準だが−


おはようございます。熱中症対策には暑さに強い身体を作るのが有効のようで、それにはきつめの運動を30分以上行って運動の後に牛乳やヨーグルトなどの乳製品を取ることだそうです。ただ、週4日異常は実施しないと難しいようです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>豪ドル>円>ポンド>ユーロ>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャは政権樹立の失敗し、再選挙を行うことが決定されました。本日にも再選挙に向けた準備が本格化するものと思います。緊縮策の是非が争点となり、事実上のユーロ圏残留を問う選挙となりそうです。このため、市場では次回選挙が実施されると見られる6月10日もしくは17日まではスペインやイタリアの金融機関へのリスク、ユーロ周縁国の国債利回りの上昇などのユーロに対する懸念が続くものと見られ、ユーロは対ドルで1/13につけた1.26250ドル、対円で2/1につけた99.240円を試しに行くものとみられます。

ユーロ圏の懸念から株価が下落していることもあり、資源国や新興国通貨の下落が続いています。昨日も書きましたが、EURJPY、AUDJPY、AUDUSD、NZDJPY、NZDUSD、ZARJPY、MXNJPY、NOKJPYが21日移動平均線から-3%以上乖離しています。これらの通貨は売られ過ぎの水準へと入っていると見られますが、ユーロの懸念が後退しないと、センチメントの改善にはつながらないため、下落圧力が当面継続することになりそうです。

ポンドは、欧州の通貨の中では、リスク回避通貨としての位置づけとなっています。このため、ユーロへの懸念が継続していある間はポンドに上昇圧力がかかるものと思います。ただ、対象通貨はユーロ圏および資源国、新興国通貨となります。ドルや円に対しては弱含みとなると思います。本日は英国で雇用関連の統計(失業率、失業保険申請件)と英中銀が四半期ごとのインフレレポートが公表されます。景気見通しなどの引き下げがあれば追加緩和期待が高まるものとみられ、ポンドが売られる可能性もありますが、逃避通貨となっているため、下値も限定的と思われます。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、MACD) source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは一目均衡表(日足)で実勢レートが雲の下、遅行線が実勢レートの下、転換線が基準線の下と典型的な下落トレンドとなっています。現在は昨年12/15の安値の0.98610ドルがサポートとなっていますので、ここで止められなかった場合には、昨年11/23の安値の0.96640ドル近辺まで下落する可能性があります。MACDでも下落トレンドが継続していることが示されていますが、そろそろ売られ過ぎの水準に近いことが示されていますので、MACDのゴールデンクロスを待ちたいところです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
USDJPY  5日移動平均線(79.887)を上抜け
EURJPY  5日移動平均線(102.783)がレジスタンス
GBPJPY  5日移動平均線(128.502)がレジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(79.955)がレジスタンス
NZDJPY  5日移動平均線(62.250)がレジスタンス
CADJPY  5日移動平均線(79.604)がレジスタンス
ZARJPY  5日移動平均線(9.794)がレジスタンス
NOKJPY  5日移動平均線(13.324)がレジスタンス
MXNJPY  5日移動平均線(5.814)がレジスタンス
HKDJPY  5日移動平均線(10.254)を上抜け
SGDJPY  5日移動平均線(63.678)がレジスタンス
EURUSD  5日移動平均線(1.29193)がレジスタンス

■変動率からの予想レンジ 08:12→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.90 〜 80.47
EURJPY 101.49 〜 102.46
GBPJPY 127.62 〜 128.77
AUDJPY 79.08 〜 80.01
NZDJPY 61.16 〜 61.92
CADJPY 79.12 〜 80.03
ZARJPY 9.53 〜 9.69
NOKJPY 13.25 〜 13.41
MXNJPY 5.71 〜 5.80
HKDJPY 10.26 〜 10.34
SGDJPY 63.23 〜 63.78
EURUSD 1.2676 〜 1.2763

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はギリシャの政権樹立協議を見たいとの思惑から、アジアの株価が下落したものの、円買い、ドル買いは長く続きませんでした。このため、ドル/円は79.82円〜79.94円、ユーロ/円は102.25円〜102.57円、ユーロ/ドルは1.2814ドル〜1.2837ドルの狭いレンジの動きとなりました。ロンドン時間帯に入ると発表された独1-3月期GDPが市場予想を上回る前年比1.7%の成長となったことから、やや懸念が後退してユーロ/ドルが1.28687ドル、ユーロ/円が102.872円まで上昇、ドル/円も79.90円近辺での推移となりました。18:00に発表された独ZEW景況感調査が市場予想を下回る10.8と悪化したものの、同時に発表されたユーロ圏1-3月GDPが0.0%と市場予想より良かったことやギリシャ、ポルトガルの1-3月期GDPも市場予想よりは悪くなかったことでユーロの下げも限定的となりました。NY時間に入ると、発表されたNY連銀製造業計指数が市場予想より上ブレする17.09となり、小売売上高と消費者物価指数は市場予想通りとなったことでドルが買われ、ドル/円は80.05円近辺まで上昇しました。その後、ギリシャ連立樹立協議が決裂とのヘッドラインが出るとユーロ/ドルは1.27214ドル、ユーロ/円は102.030円まで下落、ドルが買われてドル/円は一時80.330円まで上昇しました。

昨日の主な変動要因
?ドイツ1-3月期GDP前年比1.7%(予想0.9%)⇒ ユーロ買い
?ドイツZEW景況感調査10.8(予想10.9)⇒ ユーロ売り
?ギリシャ連立政権協議決裂、再選挙⇒ ユーロ売り
?NY連銀製造業景気指数17.09(予想9.25)⇒ ドル買い
?NAHB住宅市場指数29(予想26)⇒ ドル買い
クローズはドル/円が80.160円、ユーロ/ドルが1.27265ドル、ユーロ/円は102.038円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8900.74 -73.10
FTSE100(英) 5437.62 -27.90
DAX(独) 6401.06 -50.91
NYダウ(米) 12632.00 -63.35
S&P500(米) 1330.66 -7.69
NASDAQ(米) 2893.76 -8.82

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.77 0.00
日本10年債 0.854 0.004
英10年債 1.89 0.02
独10年債 1.47 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1557.10 -3.90
NY原油(期近) 93.98 -0.80

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/16(水)
・ 08:50 日本 3月 機械受注
・ 08:50 日本 3月 第三次産業活動指数
17:30 英国 4月 失業保険申請件数
17:30 英国 4月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 4月 消費者物価指数(HICP)改定値
・ 18:00 ユーロ圏 3月 貿易収支
18:30 英国 英中銀インフレリポート
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 20:00 南ア 3月 小売売上高
・ 21:30 カナダ 3月 製造業出荷
21:30 米国 4月 住宅着工件数
21:30 米国 4月 建設許可件数
・ 22:15 米国 4月 鉱工業生産
・ 22:15 米国 4月 設備稼働率
・ 01:30 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
03:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012/5/15 火曜日

5/15 本日の戦略−ギリシャ政権樹立は難しそう−


おはようございます。朝ラジオを聞いていましたら、天気予報で「雨が降ったり、降らなかったり」といっていました。NHKのスポーツニュースの相撲でも「勝ちっぱなし」という表現を使うようになっています。ちょっと違和感を持っています。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>円>ドル>豪ドル>ユーロ>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャの政権樹立の協議が不調に終わったことや格付け機関ムーディーズがイタリア26行の銀行を格下げ、ユーロ圏周縁国の国債利回りが上昇など、ユーロにとっての売り材料が続いています。これを受けて株価が下落していることから、豪ドルなどの資源国、南アランドなどの新興国通貨は下落、ドルと円とポンドが買われています。本日もパプリアス大統領が極右政党を除いてテクノクラート政府の樹立を目指す会合を日本時間20時から開催しますが、急進左派連合はこれを拒否といった報道も既になされているため、まとまる公算は小さく、ギリシャが総選挙に向けて進む可能性が高くなっています。総選挙となった場合にユーロ圏離脱を問う選挙になったときにはユーロには一段のリスクが加わり、ユーロ安となる可能性が高まると同時に、資源国や新興国通貨が売られやすくなるものと思います。

また、ユーロ圏では15時にドイツ1-3月期GDP、18時にはユーロ圏1-3月期GDPの発表が予定されています。また、同時にドイツZEW景況感調査の発表も行われます。これらが悪い場合にはお欧州の株価が下落すると見られるため、リスク回避の動きでのドル、円、ポンドの買いが継続すると思われます。

豪ドルは、このあと10時30分に豪準備銀行(RBA)金融政策の議事録が公表されます。月初に0.5%政策金利を引き下げが豪準備銀行の議事録が更にハト派的(利下げを示唆する)内容となった場合には、豪ドルはさらに売られることになると思います。ただ、21日移動平均線からの乖離率(引値ベース)を見ると、豪ドル/円で-3.771%、豪ドル/米ドルで-3.018%と売られ過ぎている水準へと入ってきました。チャートでは5日移動平均線が戻りのレジスタンスとして機能し続けていますので、これを上抜けられると一つの戻りのシグナルと捉える事ができそうです。しかしながら強い下落トレンドなので、MACDなどしっかりとしたシグナルを待って仕掛けるべきと思います。

■GBPUSD 日足(一目均衡表、MACD) GBPUSD source:uedaharlowfx
ポンド/ドルは一目均衡表(日足)の基準線でサポートされています。3/12の安値の1.5606ドル、4/5の安値の1.58033ドルと安値を順調に切り上げてきていますので、ここがサポートとなった場合には4/30の高値の1.62995ドルを上抜けていくものと思います。週足でも一目均衡表の雲の上を推移していることやMACDも上昇トレンドの継続を示していることから、昨年8月の高値の1.66160ドル近辺を目指していく可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
USDJPY  5日移動平均線(79.825)を下抜け
EURJPY  5日移動平均線(103.144)がレジスタンス
GBPJPY  5日移動平均線(128.663)がレジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(80.187)がレジスタンス
NZDJPY  5日移動平均線(62.499)がレジスタンス
CADJPY  5日移動平均線(79.678)がレジスタンス
ZARJPY  5日移動平均線(9.888)がレジスタンス
NOKJPY  5日移動平均線(13.576)がレジスタンス
MXNJPY  5日移動平均線(5.764)がレジスタンス
HKDJPY  5日移動平均線(10.248)がレジスタンス
SGDJPY  5日移動平均線(63.715)がレジスタンス
EURUSD  5日移動平均線(1.29193)がレジスタンス

■変動率からの予想レンジ 08:11→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.56 〜 80.12
EURJPY 101.78 〜 102.77
GBPJPY 127.83 〜 129.01
AUDJPY 78.90 〜 79.84
NZDJPY 61.48 〜 62.26
CADJPY 79.05 〜 79.96
ZARJPY 9.61 〜 9.77
NOKJPY 13.35 〜 13.50
MXNJPY 5.72 〜 5.82
HKDJPY 10.22 〜 10.30
SGDJPY 63.13 〜 63.69
EURUSD 1.2768 〜 1.2855

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は週末のギリシャの組閣失敗やJPモルガン・チェースの損失への懸念からユーロ売り主導で、ドル/円が79.915円、ユーロ/ドルが1.28838ドル、ユーロ/円が1-3.019円でオープン、本邦実需のドル買いや日経225平均株価の上昇などから、ドル/円は80.12円、ユーロ/円は103.364円、ユーロ/ドルが1.29040ドルまで上昇しましたが続かず、リスク回避の円買い、ドル買いから徐々にユーロが下落、ロンドン時間には発表されたユーロ圏の鉱工業生産が市場予想を下回ったことから、ドル/円は一時80.180円まで上昇する場面が見られましたが、ジョイブレ財務相の「ギリシャの状況はかなり厳しい」などとの発言から、NY時間にはドル/円が79.675円、ユーロ/ドルが1.28248ドル、ユーロ/円が102.221円まで下落しました。その後、ギリシャ大統領が15日も連立協議を継続と発言したことや、急進左派連合も会合に参加するとの内容だったことでNYダウが下げ幅を縮小すると、ドル/円は79.87円、ユーロ/ドルは1.2857ドル、ユーロ/円は102.684円まで反発する場面も見られましたが、クローズにかけて格付け機関ムーディーズがイタリアの銀行26行の格付けを引き下げ、見通しを「ネガティブ」としたことから、ユーロは下落してクローズしました。

昨日の主な変動要因
?中国預金準備率18日から0.5%引き下げ(12日発表)⇒ 影響限定的
?ユーロ圏鉱工業生産前月比-0.3%(予想0.4%)⇒ ユーロ売り
?独最大州議会選挙でキリスト教民主同盟(メルケル首相)が社会民主党に大敗⇒ ユーロ売り圧力
?ムーディーズ「ギリシャは総選挙後、ユーロ離脱のリスクが上昇」⇒ ユーロ売り
?ムーディーズ:イタリアの銀行26行を格下げ、見通し「ネガティブ」⇒ ユーロ売り
クローズはドル/円が79.818円、ユーロ/ドルが1.28198ドル、ユーロ/円は102.352円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8973.84 20.53
FTSE100(英) 5465.52 -110.00
DAX(独) 6451.97 -127.96
NYダウ(米) 12695.35 -125.25
S&P500(米) 1338.35 -15.04
NASDAQ(米) 2902.58 -31.24

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.76 -0.07
日本10年債 0.850 -0.003
英10年債 1.88 -0.09
独10年債 1.46 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1561.00 -11.00
NY原油(期近) 94.78 -1.35

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/15(火)
・ 10:30 豪準備銀行(中央銀行)金融政策会合議事要旨公表
・ 14:00 日本 4月 消費者態度指数一般世帯
・ 14:30 フランス 4月 消費者物価指数(CPI)
14:30 フランス 1-3月期GDP速報値
15:00 ドイツ 1-3月期GDP速報値
・ 15:45 フランス 1-3月期 非農業部門雇用者速報値
・ 17:30 英国 3月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 1-3月期GDP速報値
・ 18:00 ユーロ圏 5月 ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 5月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 21:30 米国 4月 消費者物価指数(CPI)
21:30 米国 4月 消費者物価指数(CPIコア指数)
21:30 米国 5月 NY連銀製造業景気指数
21:30 米国 4月 小売売上高
・ 22:00 米国 3月 対米証券投資(短期債除く)
・ 22:30 デューク米連邦準備理事会(FRB)理事講演
・ 23:00 米国 3月 企業在庫
・ 23:00 米国 5月 NAHB住宅市場指数

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012/5/9 水曜日

5/9 本日の戦略−ギリシャ政治リスクが残り、資源国通貨安継続−


おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ “>” の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャ総選挙以降、何度目かのギリシャ発によるユーロ懸念が浮上しています。このままでは3日間の間に連立政権が樹立できない可能性があり、6月の総選挙の可能性も出てきています。第2党の急進左派連合はEU・IMFとの支援合意は無効と主張していますが、アムッセン理事は「ギリシャがユーロ圏に残るつもりなら再交渉は不可」と発言していることもあり、ギリシャの選択肢は支援合意を受け入れるかユーロ圏からの離脱というぎりぎりの選択になる可能性があります。もし、再選挙ということになれば、ユーロ離脱のリスクが高まるものと思われ、ユーロと資源国、新興国通貨が売られ、円、ドル、ポンドの順番で買われるものと思います。このため、本邦政府・日銀が円高に対するけん制を行わないと、足元では77円台まで円高が進むことになるのではないかと思います。

豪ドルは、昨日発表された貿易収支での赤字が拡大したこともあり、明日の雇用関連指数の悪化や追加利下げ観測で下落トレンドが続いています。特に対欧州通貨ユーロ/豪ドルやポンド/豪ドルでは下落トレンドが続いており、これらはレパトリではないかとみられます。リスク・オフからの株価も下落傾向となっているため、しばらく豪ドル安が続くものとみられます。反転があるとすれば、ユーロ圏へのリスク懸念の後退、もしくは豪準備銀行(RBA)の利下げスタンスの変更と思いますが、どちらも可能性は低いと見られます。豪ドル/円は昨年12/15の安値の76.980円近辺までの下押しがあるかもしれません。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、MACD)
NZDJPY
source:uedaharlowfx
NZドル/円は3/12に69.114円の高値をつけてから下落トレンドが継続し、一目均衡表(日足)の遅行線が雲を下抜けしています。また、MACDもシグナルから下放れているため、下落はしばらく継続しそうです。下落目処ですが、昨年11/24の安値の57.030円と前出高値の69.114円を100%としたフィボナッチ61.8%押しとなる61.65円近辺か、76.4%押しの59.81円近辺と思われます。また、戻った場合には遅行線の雲の下限となる63.57円を超えられるかどうかだと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
USDJPY  5日移動平均線(79.963)がレジスタンス
EURJPY  5日移動平均線(104.676)がレジスタンス
GBPJPY  5日移動平均線(129.352)がレジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(81.693)がレジスタンス
NZDJPY  5日移動平均線(63.761)がレジスタンス
CADJPY  5日移動平均線(80.554)がレジスタンス
ZARJPY  5日移動平均線(10.217)がレジスタンス
NOKJPY  5日移動平均線(13.798)がレジスタンス
MXNJPY  5日移動平均線(5.924)がレジスタンス
HKDJPY  5日移動平均線(10.270)がレジスタンス
SGDJPY  5日移動平均線(64.238)がレジスタンス
EURUSD  5日移動平均線(1.30876)がレジスタンス


■変動率からの予想レンジ 08:57→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.57 〜 80.16
EURJPY 103.27 〜 104.33
GBPJPY 128.40 〜 129.65
AUDJPY 80.23 〜 81.24
NZDJPY 62.40 〜 63.24
CADJPY 79.46 〜 80.41
ZARJPY 10.00 〜 10.17
NOKJPY 13.59 〜 13.76
MXNJPY 5.88 〜 5.98
HKDJPY 10.22 〜 10.31
SGDJPY 63.72 〜 64.30
EURUSD 1.2953 〜 1.3046

■前日のサマリー
昨日は東京時間に目立った材料がなかったものの、一時ドルが買われ、10時過ぎにはドル/円が80.072円、ユーロ/円が104.427円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3065ドル近辺から下落となりました。10:30に発表された豪貿易収支が市場予想以上の赤字となる15.87億豪ドルとなったことで豪ドルが売られたこともあり、リスク回避の動きから円が買われました。ロンドン時間に入ると、ギリシャの連立政権組閣に対する懸念から再選挙の可能性も浮上していることが嫌気されリスク回避の動きとなり、ユーロ/ドルは1.30ドル近辺、ユーロ/円は103.75円近辺まで下落、ドル/円は79.707円まで下落しました。19:00に発表されたドイツの鉱工業生産指数が前月比で2.8%増となったことから、ユーロ/ドルが1.30373ドルまで戻す場面が見られましたが、急進左派政党指導者が「ギリシャの総選挙以降、ギリシャ救済に関するEU/IMFの合意は無価値になった」と発言したため、リスク回避からNY時間にはユーロ/ドルが1.29823ドル、ユーロ/円が103.524円、ドル/円は79.75円近辺まで下落しました。その後、サマラスND党首が「少数政権を容認する用意がある」と発言したことから、ユーロ/ドルが1.30424ドル、ユーロ/円が104.064円まで戻す場面が見られましたが、ドル円は79円台後半での狭いレンジの動きとなりました。

昨日の主な変動要因
?豪貿易収支15.87億豪ドルの赤字(予想13億豪ドルの赤字)⇒ 豪ドル売り
?独鉱工業生産前月比2.8%(予想0.8%)⇒ ユーロ買い
?ギリシャ債選挙の可能性⇒ ユーロ売り
?サマラス党首「少数政権を容認する用意がある」⇒ ユーロ買い

クローズはドル/円が79.847円、ユーロ/ドルが1.30025ドル、ユーロ/円は103.841円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9181.65 62.51
FTSE100(英) 5554.55 -100.51
DAX(独) 6444.74 -124.74
NYダウ(米) 12932.09 -76.44
S&P500(米) 1363.72 -5.86
NASDAQ(米) 2946.27 -11.49

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.84 -0.03
日本10年債 0.872 0.011
英10年債 1.93 -0.07
独10年債 1.54 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1604.50 -34.60
NY原油(期近) 97.01 -0.93

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/9(水)
・ 08:01 英国 4月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 08:50 日本 4月 外貨準備高
・ 14:00 日本 3月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 3月 景気先行指数(CI)速報値
・ 15:00 ドイツ 3月 経常収支
15:00 ドイツ 3月 貿易収支
・ 15:45 フランス 3月 貿易収支
・ 16:30 ユーロ圏 コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁講演
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
21:15 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 23:00 米国 3月 卸売在庫
・ 23:00 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 23:45 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
・ 01:00 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省10年債入札(240億ドル)

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山内俊哉
プロフィール
FXアナリスト。日本AFP協会会員。商品先物業界で企画・調査を担当、貴金属・穀物などの相場予想を執筆。その後、1998年の外為法改正でFXに従事し、顧客のカバー取引や外国為替の予想を担当。2005年7月より上田ハーロー所属。トレンド系を主体としたテクニカル分析、特にポンドトレーディングを得意とする。静岡県出身。
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